皆さんこんにちは、30代サラリーマン投資家の「ぼっけいますお」です。
昨日のドル円チャート見ましたか?
15時30分からの記者会見から18時までの約3時間の間のボラティリティがすさまじかったです。
目次
どうしてそうなったのか
まずはそもそもの円安の原因となっている部分から説明しますと、日本は長年のデフレで経済が停滞しており世界の先進国に比べてGDPが鈍化しています。
このままではまずいと、日銀として年率2%のインフレを目標に継続的に金融緩和を行ってきました。
長期債利回りが上昇しようとすると、金利を0%へ近づけるため日銀の買いオペが発動し金利が上がらないように抑制したりしています。
まずは金利を下げてお金の流通量を増やして経済を活発にさせて緩やかなインフレを目指しているわけです。
ただ、そこにきてコロナです。
日本はそもそも短期金利をマイナスに、長期金利を0%にするための金融緩和をしておりましたが、世界的なコロナ禍で各国が金融緩和をしました。
元々そうであった国もありますが、米国も大規模な金融緩和を行いました。
今回の対ドル円が乱高下している原因の発端はここにあります。
コロナ前のドル円相場は110円前後で比較的安定していましたが、米国の金融緩和で両国の金利政策が近しいものとなりコロナ後は100円ぐらいまで円高が進みました。
その後、米国はコロナからのV字回復といいますか、ウクライナとロシア情勢の影響からの燃料高の影響もありインフレが加速しました。
それに伴って米国の中央銀行であるFRBが2022年になり金融引き締めに舵を切りました。
日本ではコロナ前からの金融緩和は継続、米国はコロナ前以上の金融引締めが発動しているため両国の金利差が広がり円を売ってドルを買う動きが活発になり、今回の円安騒動となっているわけです。
そして、ここ数日は各主要国の中央銀行の金利政策の発表が重なり、矢継ぎ早にまとめて公開されました。
大方予想通りではあったものの、米国は引き続き金融引き締めを継続、日本は金融緩和を継続と相反する金利政策に相場が反応し、黒田総裁の記者会見直後に一気に145円台後半まで円安が進みました。
しかしここで終わらなかったのが問題です。
記者会見では為替介入についてはありえないと発言があった数時間後に財務省から為替介入の発表がありました。
介入の規模や詳細は不明でしたが、為替に対して180度の意見変更で今度は一気に円高が加速し17時頃は146円だったドル円が45分後に140円まで上昇しました。
今後が心配
今回の一件で政府と日銀の足並みが揃っていないことが露呈されました。
短期的には為替介入により過度な円安は抑制されることになりそうですが、日銀と政府の温度差を感じます。
海外からみたら日本として国の経済をどうしていきたいのか、あやふやな状態になっていると感じると思います。
中長期的には日本に対する不信感が残り、結局は円の力が弱くなり継続的な円安に繋がりそうだと思っています。
まとめ
やはりこうなってくると、円だけの資産は不安になりますね。
投資信託で世界向けに投資することはもちろんですが、そもそもドル建てでETFを購入したり、米国債などをポートフォリオに入れることを視野に入れいます。
自国通貨に不安があると感じるのは非常に悲しいことですが、結局は自分の身は自分で守らなければなりません。
万が一、国が破綻することになっても外国通貨をしっかり保持しておくことで当面の生活はなんとかなると思います。
起こらないと思っていたことが起こる世の中なので、備えあれば憂いなしです。
色々なリスクを想定してできる範囲でリスクヘッジしておきましょう。
少額だろうとなんだろうと何もしないよりは絶対にいいと思います!
投資歴4年になりますが、自分の成功談や失敗談を公開することで
初心者投資家やこれから投資を始める人のシュミレーション的な感じで
色々と想像してもらえると、ご自身の売買で失敗が減ると思います。
僕以外の投資家の売買記録も参考にしながら、
銘柄の選定や投資スタイルを確立していただければと思います。
こういった情報発信をしていくことで
誰かのためになればと思ってブログを更新しています。
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