皆さんこんにちは、30代サラリーマン投資家の「ぼっけいますお」です。
昨日に引き続き2021年IPO銘柄の監視銘柄、ヒューマンクリエイションホールディングスについて掘り下げてみたいと思います。
監視銘柄の一覧については下記記事をご覧ください。
目次
DXコンサル、M&Aなど攻めの姿勢
HCHは技術者派遣を中心に、システムの構築、保守、運用の川上から川下まで一気通貫して携われることを得意としている会社です。
昨日紹介したWACULと似ている部分もありますが、同社は実際に社員やグループ会社の技術者を派遣しつつ、システムの構築などをするのでスピード感やコスト感で他社と比べてメリットを出せます。
特に「2025年の崖」と言われている各企業のDX化が活性化している中、同社にとっては追い風となっています。
売上は前期比で順調に拡大をしています。
利益面でも着実に積み上げができていると思います。
先日発表された3Qの営業利益、営業利益率ともに過去最高となっており通期の業績見通しも達成可能の水準に入ったと自信を見せています。
今後の注目点は
同社はM&Aを積極的に進めて、グループ間での連携を強化しています。
現状の一気通貫での対応をより強固にするために、戦力を強化するために資本を投入しています。
実際にコンサル部分だけではなく、技術者の派遣ができることは他社と比べても強みになる部分だと思います。
全てを自社グループ内で完結できるので、利益率を高い水準で維持することができます。
他社に外注したり協業する部分が少なければ少ないほど、残る利益は多くなるので今後のM&Aでより利益率の高い事業展開が期待できます。
現状はコンサル部分を強化するためのM&Aを進めているようです。
入口部分としてコンサル領域を拡大することで、その後の構築から運用・保守までの獲得障壁が低くなるので良い方向感で事業を拡大していると思います。
4Qで計上される官公庁案件もあるようですので、期中に上方修正もあり得るかもしれません。
まとめ
DXやコンサルなどグロース寄りのテーマ株かと思いきや現状のPERは17.2倍となかなかの割安領域に入っています。
今年IPOしたとは思えないぐらい地味な値動きとなっています。
まだ数年は業績拡大が見込める領域の事業を展開しているので、かなり割安で放置されていると思います。
このまま業績が拡大していくのであれば、DX関連の出遅れ銘柄として一気に注目されるかもしれません。
日々の出来高もそこまで高くはないので、ひとたび動き出せば急騰も期待できます。
個人的に懸念点があるとすれば、浮動株が38.2%と高いことと主要株主がベンチャーキャピタルや証券会社が多いということです。
理想を言うと、社長をはじめ創業者や役員が主要株主であると株価を上げていく原動力の一つになるのですが、そういった泥臭さは感じられない株主構成となっています。
ちょっとでも株価が上がれば、売り圧力が強くなりそうな嫌な感じがします。
そういった部分も注意しながら、同社については監視していきたいと思います。
投資歴4年になりますが、自分の成功談や失敗談を公開することで
初心者投資家やこれから投資を始める人のシュミレーション的な感じで
色々と想像してもらえると、ご自身の売買で失敗が減ると思います。
僕以外の投資家の売買記録も参考にしながら、
銘柄の選定や投資スタイルを確立していただければと思います。
こういった情報発信をしていくことで
誰かのためになればと思ってブログを更新しています。
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